SOOさんの体験談「役所務めの成人ADHDの夫が両親の介護で鬱になり、2週間の休職期間を得て復職した話」
わたしの夫は、役所で働いています。
性格はどっちかというと、明るく、まじめです。
夫は3人姉弟の3番目ですが、いまから6年前に義父が、認知症になり、
介護していた義母が脳梗塞になり、地元には、私達夫婦しかいなかったので、大パニックになってしまいました。
義母は、生死の境をさまよい、義父の受け入れ先を探し…。
我が子は、まだ1歳の赤ちゃんだし。これからの病気のこと、金銭的なこと、家のこと。
悩みばっかりでした。
でも、役所にいたので、いろんな福祉の情報を知っていたので義父の受け入れ先は、
すぐに決まり、義母も、回復にむかっていました。
両親のことが落ち着き、仕事に復帰したら、仕事がたまっていたのと、
両親のストレスで、夫は、「仕事にいく!」と、いいながら行っていませんでした。
数日がすぎ、課長が、最近仕事に来てないと自宅に訪ねてきて、初めて私も夫が、おかしいことに気づきました。
すぐ、夫を探し、メンタルの病院につれていき、うつ病の投薬を始めました。
数日は、部屋にひきこもり、食事もあんまりとらず、どんどん重症になりかけましたが、
私が無理に隣町へドライブに連れ出したり、買い物に連れていったり、運動して汗を流させたら、
少しずつ回復し、休職二週間ほどで職場に復帰することができました。
また、次男が発達障害で、いろいろ調べるうちに、
夫もADHD(大人の発達障害)だなーって思いはじめました。
いまは、たまに、私にウソついて仕事やすんだりしますが、私は感がするどいので、すぐばれます。
夫は私に休むと言うと怒られるので、ウソつくようです。
夫婦で、とっても大変な体験をしたけれど、いまは、その時を思い出し笑えるくらいになりました。
そして、うつ病の原因になった、両親の病気のことは、仕事するうえでの、窓口で、アドバイスもできています。
大変なことって、実際に経験すると、相手の気持ちがよくわかるし、
的確なアドバイスもできるし、大変な経験も、自分の糧になったようです。
今も、仕事で、疲れるとどんよりしますが、疲れたときほど、運動して汗を流そう!と、夫婦できめました。運動して汗を流すとストレスも吹っ飛び、気分も爽快になります。
うつ病の薬は、たぶん一生飲まなければならないかもしれないが、
飲むことによって、どんよりしないので、気にしないで飲むべきだと思います。
あとは、サポートする人が、うつ病の陰のオーラに負けないこと。
絶対に社会復帰させてやるという、強い気持ちが大事だとおもいます。
いま、苦しんでいる人達、あきらめちゃだめです!前向きにいきましょう!
以上、体験談