コンサータを服用している体験者の経験を共有します、
貴重な体験談の提供ありがとうございます。 

 

【飲み始めたきっかけ】
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年前に発達障害の診断を受けてから、発達障害の薬物療法を受けるようになりました。初めはストラテラのみでしたが、日中ぼんやりすることがあったため、コンサータも同時に服薬するようになりました。去年まで、朝食後コンサータ、夕食後ストラテラを服用していましが、現在は、夕食後インチュニブを服用しています。

【コンサータを飲む理由】
コンサータを飲む主な目的は、一時記憶のなさとマルチタスクが苦手なことを補うためです。
現在、結婚して子供がいるのですが、家事や育児には、発達障害の特性が大きな壁になります。一般的に「女性の役割」と言われることの多くは、発達障害の人が苦手としていることが多いのではないかと思います。障害特性は性別に関係なくありますが、「女性」ということで苦手なことでも出来ないと批判的な目で見られることが多ように感じます。
寝つきが悪くなるという副作用もあるのですが、現在の状況から飲まざるを得ないのが正直なところです。

【コンサータのメリット】
コンサータのメリットを一言でいうと「頭が冴える」ということでしょうか。私は、疲れやストレスが溜まると日中「ぼんやり」してしまうことがあります。コンサータを服用することで、日中の「ぼんやり」をかなり軽減することが出来ます。「頭が冴える」ことで、頭の中が整理されるような感覚があります。ミスが少なくなったり、やるべき事を途中で忘れそうになっても、途中で思い出し、やるべき事に戻れたりします。この薬が効いている間は、定型発達の人の頭を疑似体験することができるようです。
効き目については、即効性があるというより徐々に効いていく感じです。

【コンサータのデメリット】
主なデメリットは、薬が切れたときの「虚脱感」と「寝つきの悪さ」でしょうか。
飲み始めて10時間後くらいから、徐々に効き目が薄れていくようです。効き目が薄れていくと同時に虚脱感が襲ってきます。効き目が切れると、魔法が溶けたように「頭の冴え」がなくなります。コンサータを飲むことで、普通は出せない力を無理やり出しているような感覚が少しあります。そして、その反動で薬の効き目がなくなると虚脱感が襲ってくるようです。薬を増やすと夜まで集中力が続きますが、それと引き換えに、深夜でも眠れなくなります。さらに、ストレスフルなときは、薬の量を増やさなくても寝つきが悪くなります。

【コンサータの量の推移】
初めは18mgから服用し、徐々に増やして27mg×2まで増えました。ただ、27mg×2まで増やすと寝つきが悪くなるので、今は27mg18mgの量を服用しています。今の量では夕方に虚脱感が襲ってくることがありますが、深夜まで眠れない方が体力的に辛いので、この量で落ち着いています。

【処方される薬の量】
服用する薬の量は、体重や体格を基準に、その人の状況に合わせて医師が決めるようです。現在、私は27mg18mgの量を服用していますが、以前、参加したことがある「成人発達障害の会」の人の中には、男性でも27mgという方もいました。同じ薬でも、医師の見解によって処方される量は違うようです。私は、身長155センチ未満で小柄なほうなので、男性より処方される薬の量は少ないと思います。にもかかわらず、私の薬の量がその男性より多いのは、医師の見解の差とともに、苦手な仕事を多く求められる環境もあるかもしれません。

【コンサータについて思うこと】
処方される薬の量は、同じ体格の人でも、その人を取り巻く環境で変わるようです。同じ診断名でも、特性に合った生き方が出来、よき理解者がいる人は、少ない薬の量で事足りるようです。反対に、特性に合った生き方が出来ず、周囲の無理解に苦しむ人は、薬の量も増える傾向があるようです。

〜To wish your self〜