ENNさんの体験談「仕事でミスが続く私がASRS検査で成人ADHDの診断を受けて生活しやすくなった体験談」

 

私は仕事で事務職をしていますが、小さなミスが多く上司から叱責されることもしばしばありました。


毎回「きちんと確認をしなければ」「やることリストを作ろう」など、

工夫点を自分で決めるのですが、仕事が重なると焦ってしまい、ミスがなくなることはありませんでした。


机の上もいつも汚く、たまに思い立って掃除をするのですが、掃除をしていたら忘れていた仕事を思い出し、

慌てて仕事をして、そしたら机の汚れが気になって掃除をして…と、作業がまったく続きません


そんな時ネットで成人のADHDの記事を読み、

チェックリストをしてみると、ほとんどが私に当てはまりました。


もしかして…という疑惑とともに、思い切って会社の近くにある精神科クリニックへ相談に行きました。


精神科へ行くのにはとても抵抗がありましたが、事務の仕事なのにミスがたえず、

職場でも気まずい思いをしていたので、何か解決法があれば、と藁にもすがる思いでした。


精神科クリニックでは、医師の診察と相談員の方から検査を受けました。
検査はASRSという質問に答える検査でした。


それに加えて、生育歴と現在困っていることを細かく質問されました。
話してみると、昔からうっかりミスや忘れ物が多いことに気づきました。


医師からは「成人のADHD」という診断が出ました。


ショックよりも「やっぱりそうだった」としっくりきた思いをしたのを覚えています。


私は仕事でのミスで落ち込むことはありましたが、

ADHDによくある二時障害の、鬱病がある、とまではいってなかったです。


そのため、服薬はせずに生活でできる3つの工夫を教えてもらいました。


・職場について、最初の10分間机の上を片付ける
10
分間はタイマーをかけ、アラームが鳴ればその場で片付けは終了する、これを毎日続けました。


・すべき仕事を優先順位の高い順に紙に書き、見やすい場所に貼る
仕事は1個が終わってから次のものに取り掛かり、終わるまでは他のことをしないようにしました。

 

・作業中は耳栓を着用する

音が気になり集中できないので、上司に許可をもらい耳栓をした状態で仕事をするようにしました。


1
ヶ月間続けてみると、机の上がいつも綺麗なことに気づきました。
仕事もスピードは遅いものの「やり忘れていた」ということはなくなり、

一つの仕事に集中するので、ミスが格段に減りました。


上司にもADHDの診断が出たことは伝えてあり、私が集中できる環境に協力して下さったことも大きかったと思います。小さな工夫ですが、専門医からの適切な工夫を教えてもらい、実践するだけでこれほど効果があるのか、と驚いています。

今は仕事がとてもしやすくなり、気持ちも前向きになりました。

 

以上、体験談

二次障害が発症する前にクリニックに相談に行く、これは大切です。
比較的軽度のADHD特性の場合、職場環境を整えて貰ったり、自分の仕事のやり方を工夫すれば、
治療薬を頓服しなくても、仕事をスムーズにできるようになるかも知れません。
頭の中だけに仕事のリストを置いておくのではなく、目に見える形でリスト化して掲載するのはいい手段だと思います。